先日、八百屋さんへ行ったら、
フキが売っていました。
フキを見ると、つい買ってしまうんです。
なぜかというと、
フキの煮物が大好きなんです。
きっかけは、大学の料理実習の時に
習った、フキの煮物。
その美味しさに感動したのでした。
実家では、フキはあまり食卓に上がることはなく、
出たとしても、お醤油で茶色く煮たものでした。
それが、実習で習ったものは、
フキ本来の緑色で、
塩とお砂糖で上品に炊いた
ようなものだったんですね。
ゆでてから、水にさらして
外側のスジを取る手間よりも、
食べる美味しさが勝って、作るんですよ。
作り方はシンプルですしね。
苦みも、食物繊維も身体に良いですね。
このことはあまり考えていなくて、
ただ美味しいから作るなんですけどね。
フキの栄養素は
カリウム、葉酸、食物繊維
が多く含まれます。
この葉酸をビタミン12と共に摂取すると、
貧血の人に良いみたいです。
貧血の人にはレバーというイメージの方も
多くいらっしゃるかもしれませんが、
フキのように季節の野菜で貧血予防
ができる方が安全ですよね。
フキを煮る時のポイントは、
甘味を使うことではないでしょうか。
普段、煮物にお砂糖は使いませんが、
フキと八つ頭を煮る時にはお砂糖を使います。
ただ、白砂糖でないものにしています。
その食材が引き立つ調味料があると思うので、
その時その時に合わせるようにしています。
我慢しておかしな味付けで食べても
楽しくありませんから。
余談ですが、昔のお菓子に使われていた、
緑の砂糖漬けがフキだって
あなたは、ご存知でしたか？
これを知ったときには、とてもショックでした。
大好きなフキが、得体のしれなかった
あの緑の砂糖漬けだったとは！
この砂糖漬けはアンゼリカという名前で、
本来はセイヨウトウキというハーブを使うようですが、
日本では手に入りにくかったために、
フキが使われたようですね。
